断れない性格をなんとかしたい!その原因と対処法は?

女性 海
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人から何か頼まれた時、断れないことってありませんか?

「相手を傷つけるのでは・・」「悪く思われてしまうかも・・」

そう思って引き受けてしまう、という人もいます。

ここでは、そのような断れない性格の心理と特徴、対処法について、ご紹介いたします。

目次

断れない人の心理

犬と人

優しくて受け身

断れない人の中には、優しすぎて断ることに罪悪感を感じる人がいます。

「自分が断ったら困るだろうな」と、相手を優先してしまうのです。

自分さえ我慢すれば、全てがスムーズに進むと思うと、無理をして引き受けてしまいがちに。

人の役に立てるのは素晴らしいことですが、我慢する機会が多いと、ストレスになります。

人の評価が気になり、嫌われるのが怖い

白いテーブル

断れない人は「断って嫌われてしまったら」「関係が悪くなってしまったら」と不安になる傾向があります。

相手の気持ちが気になり、顔色に過剰反応してしまうことも。

人に頼まれたら引き受けるべき、という価値観がある

困っている人を助けるのは大切ですが、それはご自分の余裕がある範囲で、が基本です。

「頼まれたら引き受けるべき」という考え方が前提だと、どんどん断りにくくなります。

後に「ここまでしてあげたのに」と思ってしまいそうなら、断った方がお互いのためです。

過去の心の傷

以前、断れられたことで、強く傷付いた経験があると、悲しくなる気持ちがよくわかります。

そのため「断ったら、悲しい思いをさせてしまう」という思い込みが強くなります。

そのような経験がある場合は、どう断ってもらえていたら、あの時の自分は納得して傷つかなかったのだろう、と考えてみるのも一つ。

少しずつ、過去の経験を未来に活かせるようにしていきましょう。

断れない人の特徴

人との境界線があいまい

他人が困っていると、自分の問題のように感じてしまう人がいます。

これは他人の問題と自分の問題を混ぜてしまっていること。

自分と相手との境界線があいまいだと、人ごとと思えなくて断れない、と思うことがあります。

自己評価が低い

自己評価が低いと、誰かに必要とされることで、承認欲求を満たそうとします。

役に立てない自分には価値がない、と思うことも。

中には、自分なんかを頼ってくれた、と嬉しくなることもあるかもしれません。

誰かに頼られることは喜ばしいことですが、尽くすことで人間関係を保とうとすると、依存的な関係になる場合があります。

責任感が強く、真面目

責任感がある人は、頼りがいがあり、周りからも頼まれることが多いでしょう。

頑張ればなんとかなる、と思うため、人に甘えることも少ないです。

また立場上、断れない場合や「人に任せるより自分でやった方が早い」と考えて背負い込みすぎるのも特徴のひとつです。

優柔不断で流されやすい

断れない人は、決断力が弱いので「お願い!」と強く言われると、つい引き受けてしまいがちに。

他にも、断り方がわからない、相手の勢いに負けて、などのケースもあります。

計画性がなく、なんとかなるさと安請け合いする

断れない人の中には「なんとなかなるだろう」と楽観視して、引き受けてしまうタイプもいます。

気持ちよく Yesを言いますが、あと先を考えないため、期限がせまって慌てたり、達成できずに周りに迷惑をかけることもあるため、注意したいところです。

断れないデメリット

窓際の女性

自分の時間が減る

頼まれたことで用事が増え、自分の時間が減ると、心が疲弊してしまいます。

無理をせず、喜んで引き受けられる範囲で、など、その境目を自分で決めておきましょう。

相手の依存心を増長させることも

なんでもやってあげてしまうと、相手の自立心の芽を摘んでしまうことがあります。

助け合うことはもちろん必要ですが、簡単に引き受けてもらうことに慣れると、自分でチャレンジすることをしなくなります。

手を貸してあげることが、相手の可能性を減らしていることもあるのです。

断れる人になる3つの方法

断ったくらいで壊れる人間関係なら必要ないと割り切る

頼まれごとと、人格は全く無関係のものです。

あなたが断ったからといって離れていくなら、その程度の関係だったということ。

必要のない人間関係は手放す、その空間を離れる、などをできる範囲で心がけるのもおすすめです。

自分の気持ちを大切にする

理由がなく断ってはいけないと考えると、なんでも引き受けることになります。

「やりたくない」それも立派な理由です。

自分の気持ちで、断ってもいいと許可を出すことで、気持ちを楽にしていきましょう。

気持ちが伝わる断り方をしよう

赤い花

歩み寄った妥協案を提案する

断ることが大切、とは言っても「無理です」「できません」の一言では、関係は悪化してしまうかもしれません。

なので、断る時には、次の流れを意識してみてください。

①謝罪(感謝)→②理由・断り→③代替案・妥協案→④気遣い

例えば、残業を頼まれたとき。

「すいません。 (①謝罪・感謝)

お手伝いしたいのは山々なんですが、今日は先約があって、帰らなくてはいけないんです。(②理由・断り)

明日の朝なら可能なんですが、いかがでしょうか。 (③代替案・妥協案)」

相手が了承したら、

「お声かけくださってありがとうございます。 (④気遣い)」

という言い方であれば、失礼になることは少ないです。

誘われた時などは、

「お誘いありがとうございます。せっかくですが、」など、感謝の言葉を付け加えることで、相手の気持ちを尊重できます。

ただ、プライベートなお誘いなどで、もう声をかけられたくない時は、

「また今度、機会があった時に。」くらいが無難かもしれません。

自分の意思を伝える

断る時に、自分の意思を含めると、伝わりやすくなります。

理由があり、自分はこうしたいから無理です。という言い方です。

例えば、

「来週の資格試験のために勉強したいので、残念ですが行けません。」

「体調がイマイチで、ゆっくり休みたいので難しいです。」

など。

自分なりに伝えやすい言葉を、チョイスしておくといいですね。

楽に断れるようになる考え方

本とコーヒー

断ることは、自分を守ること

気が進むないことを引き受けてしまうと、相手はこちらの気持ちに気付いていないので、同じような依頼や誘いをしてきます。

すると前回は引き受けたから、今回もまあ仕方ないか、とずるずる断れなくなるパターンに。

本当は自分はどうしたいのか、確認しておくといいでしょう。

断ることは、相手の全人格を否定するものではない

相手の頼み事を断る=相手を拒否すること、と解釈してしまうことがあります。

断ることは、単純に、そのことがらが「できない」「やりたくない」だけであって、全人格を否定しているわけではありません。

はっきりと区別しておきましょう。

お互いの断る権利を大切に

断るのは、わがままではありません。

断ることは自分の権利。そして相手が断るのも相手の権利。

自分が喜んで引き受けられないなら、「断ってもいい」と自分に許可を出すこと。

相手にきちんと説明して、理解してもらえる努力をしましょう。

あくまで、無理せず、我慢せず、を大切にしたいですね。

断ることが相手の成長につながることも

人は、追い詰められ自分で解決しようと必死になって乗り越え、成長することもあります。

新たな力を発見し、その経験が大きな自信につながることも。

断られることが必ずしも「悪いこと」とは限りません。

強い意思をもつ

我慢して引き受けて、後からストレスになってしまうと、人間関係のゆがみの元になります。

今の自分の状況と気持ちに正直に、返事をしていきたいですね。

勇気を出して断ってみたら、有意義な時間も増えますし、気持ちもスッキリしますよ!

心を込めて、明確に伝えてみてくださいね!

心地いい人間関係を保つためにも、引き受けるのは余裕のある範囲で、とその境目を決めておくといいですね。

 まとめ
  • 断れない人は、つい頼みごとをされると引き受けてしまい、自分を犠牲にしてしまいがち。
  • その心理と特徴は、優しい、責任感が強い、自己評価が低い、境界線が曖昧、など。
  • 自分の問題と相手の問題は区別する。断ることは、人格を否定することとは違う。
  • 断っても嫌われない。誠意をもってきちんと断れる人は、かえって信頼される。
  • 明確な理由がなく断ってもいい。自分には断る権利がある、と理解する。

いかがでしょうか。

生活の中で、断りにくい、と思うことはよくあるかもしれません。

私も以前とても断ることが苦手でした。

無理をして、頼まれた仕事を引き受けた結果、期日に間に合わず周りに迷惑をかけた経験もあります。

その時に実感したのが、

一番重要なのは、自分の気持ちを最優先にし、ムリや我慢をしないこと。

気が乗らない時に引き受けても、気疲れするだけですし、生産的なものが生まれる可能性は少ないです。

できるところから、自分の気持ちを見極める、伝えていくことをしていきましょう。

そうすることで、人間関係の余計な悩みは減っていきます。

自分も周りも大事にしながら、自分の時間を、有意義に楽しく過ごしていきたいですね。

女性 海

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この記事を書いた人

島村 悦子
心と体の本音から自分軸を見つけるセルフケアコーチ・セラピスト。自己肯定感を高めるセルフケアで、不安やこだわりなど不要な感情を解放。
複数の難病や乳がんを克服した経験をもとに、延5000人以上に健康のアドバイス。思い通りの人生をつくる方法を配信しています。

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